【プロよりお便り】親水コーティングとは
車の親水コーティングは、塗装面と水が馴染むように水分がひとまとまりになり、ゆっくり水が引いていきます。撥水のように水玉がコロコロ弾かないため、太陽の光でできてしまうウォータースポットの発生を抑制するコーティングです。
今回は、青空駐車の方必見、コーティング選びで親水効果を持つコーティングのメリットやデメリットについて、価格も含め詳しく紹介します。
親水コーティングとは
ベターッと水がひとまとまりになって、塗装面に馴染みながら流れ落ちるため、水滴が水玉状になりません。レンズ効果によるウォータースポットの発生や水垢が付着しにくいことから、黒など濃色系のボディカラーの車におすすめのコーティングです。
雨水と一緒に汚れも落とす効果もあることから、青空駐車の車におすすめなコーティングのため、ボディカラーを問わず人気が高まっています。
主に、水滴とボディとの接触角度が40度以下のタイプが親水コーティングと呼ばれています。
親水コーティングのメリット
親水コーティングは、黒など濃色系の車におすすめですが、セルフクリーニング効果が高いことから、どのボディカラーにも施工可能です。
ウォータースポットの発生を抑制し、定期的な洗車やメンテナンスでコーティング面をきれいに保つことで、効果を長持ちさせることができます。
施工価格は、疎水コーティングよりも安く、撥水コーテイングと同等の価格で親水コーティングが選べます。
親水コーティングのデメリット
親水コーティングは、撥水しないため、コーティングした効果が実感できません。
定期的な洗車やメンテナンスを怠ることで、耐久期間が短くなる場合があります。
撥水コーティングと比較して、種類が少なく比較検討することが出来ないことが多いデメリットがあります。
親水コーティングってどんなのがあるの！？
様々なメーカーが親水コーティングを発表しており、その中でもおすすめのコーティング剤4選をご紹介します。
エシュロンコーティング エシュロンCS-1
無機質の親水性被膜を形成することで、きれいな窓ガラスのような状態になります。水が薄い膜状になって流れ落ちる親水コーティングです。
塗装面に付着した汚れはセルフクリーニング効果により、屋外駐車でもきれいな状態が期待できます。
トヨタプリウス、スバルインプレッサクラスで、新車施工価格は4万円～5.5万円、汚れがある経年車の場合はプラス3万円前後です。施工する専門店によって異なります。
D-PRO プレミアムコートTypeFD
D-PRO初の親水ガラスコーティングで黒など濃色系や青空駐車の車におすすめです。
D-PRO プレミアムコートTypeFDは、3日で親水被膜を完成させ、光触媒酸化チタンを配合することで、紫外線による塗装の劣化や色あせを抑制します。
光触媒により優れた防汚性を発揮し、汚れが固着するのを大幅に軽減させます。
コーティングのプロ集団が作ったコーティング剤で、仕上がりの良さと耐久性を求める方におすすめです。
スバルインプレッサ、マツダ3クラスで、新車施工価格は9万円、汚れがある経年車の場合は磨き作業などの下地処理が必要です。施工店にお問い合わせください。
アークバリア21
有機物を含まない完全無機のガラスコーティング剤で時間と共にコーティングが落ちることが無く、美しい艶を長期間持続させる親水ガラスコーティングです。
耐久性は5年以上持続することもあり、高い耐久性が期待できます。
経年車でも研磨など下地処理することで、塗装面を復元し新車に近い光沢を取り戻しコーティングすることが可能です。
撥水コーティングと同等価格で親水コーティングを選ぶことが可能です。
トヨタプリウスクラスで、新車施工価格は6.5万円～、店舗によって異なる場合があります。
クォーツガラスコーティング
空気中の水分と化学反応し、無機質の石英ガラス被膜を形成します。紫外線や酸性雨などによる劣化が少なく、圧倒的な耐久力と硬いガラス被膜が特徴です。
超親水性被膜のため、水をかけるとまとまって水が落ちます。優れたセルフクリーニング効果もあり、水滴を残しにくいため、優れた雨シミ予防効果があります。
トヨタプリウスクラスで、新車施工価格は7.5万円～、店舗によって差がある場合があります。
親水コーティング施工車の洗車方法は
水玉によるレンズ効果が少なくシミになりにくい性質を持っていますが、洗車中の水が乾燥してシミの原因になることがありますので、炎天下やお昼時は避け洗車をするのがおすすめです。
自宅に洗車できる環境が無い、洗車の頻度を少なくしたい方に親水コーティングがよく選ばれます。しかし、定期的なプロによる手洗い洗車は、コーティングの長持ちにつながりますのでおすすめします。機械洗車は、コーティング層を徐々に痛める可能性があり濃色車の場合、小傷が目立つことがありますので、あまりおすすめできません。
まとめ
塗装面と水が馴染み、水玉を作らないため、ウォータースポットの発生を抑制するコーティングです。黒などの濃色系の車におすすめです。
セルフクリーニング効果が高いことから、濃色系のみでなく全てのボディカラーにおすすめで、青空駐車の方々に高く支持されています。
撥水コーティングと同等の価格で親水コーティングが選べます。詳しくは、当サイトYes!カーコーティングをご活用ください。専任アドバイザーがぴったりの専門店を紹介します。
