ぶっちゃけ車の安いコーティングっていいの？

8万円前後するしっかりしたガラスコーティングもありますが、1万円以下のお手軽な価格のコーティングでも、仕上がりが良いコーティングがあります。今回は、安くて良いコーティングは、どのようなコーティングがあるのか、高いコーティングとどう違うのかなど種類も含めて詳しく紹介します。

高いコーティングと安いコーティングの違いは？

高いコーティングでも安いコーティングでも、撥水効果やボディの輝きが実感できます。

価格の高いガラスコーティング

価格の高いコーティングは、ガラスコーティングやセラミックコーティングがあり、施工の際には、念入りな下地処理が必要で、施工日数もかかるため車を預けての施工になります。また、細かい傷までしっかり磨くために、塗装表面の状態がよく見える太陽光に近い照明設備を導入しているショップがあります。設備にお金がかかっている他に、ガラスコーティングの際の代車も用意しているショップは、必然とコーティング施工費用は高くなります。

価格の安いポリマーコーティング

価格の安いコーティングはなぜ安いのかは、コーティングの液剤の違いもありますが、施工時間が短時間で完了する手軽さがあります。ポリマーコーティングが代表例ですが、作業時間が短くショップで待っている間に施工が完了します。耐久性が3～6か月のコーティングが多いのですが、適度な洗車で汚れを落とすことで、耐久性をより長くキープすることも可能で、3～6か月過ぎたからと言ってコーティングが全て無くなっているわけではありません。撥水効果が低下してきたと感じた時には再度施工することで、前回の被膜に上塗りされます。より光沢が出て、より強靭な被膜となり塗装に影響を及ぼす物質から守り続けることができます。
ガラスコーティングは高価なためなかなか踏み出せない場合、お試し感覚でポリマーコーティングを施工し、ガラスコーティングヘ踏み出すステップとして施工してみるのもおすすめです。

質素なコーティング店は悪くない

フランチャイズで売り上げの一部が費用となるフランチャイズ店ではなく、店構えも質素で設備投資は最小限のショップ、ウェブ広告が無く、ホームページは簡素化してお金をかけていないショップの場合、入店するのに少し気が引けてしまいます。しかし、だからこそ良質なコーティングを安く提供している場合もあります。また、使用しているコーテイングの種類がメーカー品である場合、安くて良質な失敗のないコーティングである可能性が高くなります。

お手軽なおすすめのコーティングは？

お手軽なコーティングは、撥水効果と塗装面をシリコンやフッ素を含んだ液剤で塗装面を汚れや、紫外線による劣化から守るポリマーコーティングです。施工時間が短く、低価格ながら、光沢と撥水効果がしっかり実感できるメリットがあります。

キーパーのピュアキーパー

全国各地のガソリンスタンドで車のポリマーコーティングやガラスコーティングができるキーパープロショップは、2020年7月時点で5,800店舗を突破しました。ポリマーコーティングのピュアキーパーは、年間250万台以上施工されているベストセラーです。

ピュアキーパーは、車種により料金は異なりますが7千円前後、施工時間は40～60分の手軽さがあります。
施工は、プロによる念入りな洗車からスタートします。濡れたままの塗装面に液剤を塗り込みポリマー被膜を作ります。きれいになったかどうかを確認しながら、キーパークロスと呼ばれる専用のクロスで丁寧に拭き上げ完了します。
3か月ごとの施工がおすすめで、繰り返しの施工で前回のコーティング被膜の上にさらに被膜ができます。繰り返し施工をすることで、より強い被膜になります。

ディーラーのお手軽コーティング

新車ディーラーで、新車販売時におすすめしている5～8万円のグラスシーラントのほか、ポリマー系のボディコーティングもあります。
トヨタ系では、クイックボディコートで、日産系では、ボディコート3か月のメンテナンスメニューです。いずれも1BOXより小さい車種であれば3千円台での施工が可能で施工時間は30分前後です。光沢と撥水効果があり、水垢の付着を防ぐメリットがあります。
新車でグラスシーラントなどのガラスコーティングをしておらず、車のメンテナンスパックに加入しているなど、定期的にディーラーに点検入庫する場合、点検の都度ポリマーコーティングを行うことできれいなボディを保つことが可能です。

安いコーティングで失敗しない注意点

ポリマーコーティングは、しっかりとボディの汚れが落ちているかどうかで、効果に差がでます。ガラスコーティングのように、ポリッシャーを使用したり下地処理に時間をかけません。ディーラーでのコーティングは、店舗の洗車機で洗車後にコーティングするケースも少なくありません。汚れが残っている場合、汚れの上にコーティングすることになります。コーティング効果が薄れるだけでなく、汚れの成分により塗装面にダメージを与える可能性もあります。

ご自身でポリマー系のコーティングを行う場合も同様です。汚れを落としきれていないままコーティングすると、失敗してしまいます。
ボディをきれいな状態に保ちたい場合、プロの手による洗車とコーティング施工をおすすめします。

まとめ

高いコーティングも安いコーティングも光沢と撥水効果を得ることができます。
使う液剤と、施工にかかる時間や手間の違いや、ショップの設備による価格転嫁の差がコーティングの価格に影響しています。

お手軽なコーディングはポリマーコーティングで、全国各地のガソリンスタンドで施工可能なピュアキーパーがあります。新車ディーラーでも安価でポリマーコーティングを施工しています。下地処理を行わないポリマーコーティングは、汚れをしっかり落とすことがポイントで、汚れの上にコーティングしないことが大切です。