プロは雨の日に洗車をすすめる!?

実は、雨の日の洗車はボディに優しくメリットもいっぱいあります。晴れた日の洗車で発生するレンズ効果によるウォータースポットや、水道水で発生するシミ(イオンデポジット)などの心配不要です。
洗車したいと思った時には雨、せっかくの休日も雨、よくあるのではないでしょうか。そんな、洗車したいのに雨に悩んでいる方は必見です。
今回は、雨の日の洗車について、なぜ雨なのに洗車をしてもいいのか、雨の日の洗車のメリットやデメリットについて詳しく紹介します。

雨の日の洗車は炎天下よりボディに優しい

晴れの日に水を大量に出して洗車するのは、気持ちいいですよね。しかし、太陽の光が照っている炎天下では、ボディに残った水分がレンズ効果によりウォータースポット発生の原因になります。しかし、雨の日の洗車は、太陽が出ていないためレンズ効果も無く、ウォータースポットの心配もありません。

そして洗車する時に絶対使用する水道水ですが、洗車中にボディに残った水分が蒸発し、水道水に含まれているミネラルなどのイオンがボディに付着してしまいます。
水道水のイオン成分は白っぽいシミとなり、なかなか落とすことができません。この水シミは、コーティング施工車ならコーティングの表面に発生し、コーティング未施工車なら塗装表面に発生します。

しかし、雨の日の洗車は、雨水がボディにかかると、イオンがボディに付着しません。洗車中にボディにかけた水道水の水分のイオンがなくなるのです。

水道水と雨水のイオン成分の違い

水道水には、実際どのくらいのミネラルなどのイオン成分が含まれているのでしょうか?水に含まれるイオン成分がどのくらいかを計測した実際の実験データでは、水道水は51ppm、雨水は1ppmであり、雨水にはイオン成分は無いに等しいレベルであることがわかりました。
参考:ビューティフルカーズ

雨の日に洗車するメリットは?

雨水には、水道水のようにイオン成分が含まれていない事がわかりました。イオン成分がボディに付着して、水シミが発生する心配がないのが雨の日です。洗車で汚れを落としたい場合、雨の日は、ボディに優しい洗車が可能です。

鳥糞や黄砂なども洗車で落としやすい

その他に、鳥糞や乾燥した花粉や黄砂など、汚れがなかなか落ちない経験はありませんか?無理にゴシゴシ擦ることで、ボディ表面やコーティング表面にダメージを与えてしまいます。雨の日は、洗車前に既にボディにたっぷりの水がかかっているため、鳥糞や乾燥した花粉や黄砂など汚れも柔らかくなって、浮き上がっています。軽く擦るだけで簡単に落とすことができます。やはり、ボディに優しい洗車が可能なのが雨の日です。

雨の日の特典も魅力的

雨の日でも、ガソリンスタンドで洗車は可能です。すでに、汚れが柔らかく浮き上がっているため、プロの手洗い洗車は、晴れの日よりも効率よくキレイに洗車してもらえます。

しかし、雨の日に洗車するのは…って方には、雨の日割を実施している店舗もあります。雨の日は洗車をする人が激減するため、少しでも売上をつくるために手洗い洗車を半額にしている店舗もあります。普段は洗車機を利用していて手洗いは少し高いなって思っている方は、雨の日割を利用して手洗い洗車をするのもおすすめです。
屋根付きのスペースで、拭き上げ作業を行うため仕上がりは晴れている日とかわりないでしょう。

雨の日に洗車するデメリットは?

雨の日の洗車は晴れた日ほど、楽しくはないですよね。それ以外にもデメリットはあります。

雨の日洗車は制限がいっぱい

雨の日に洗車することで、自分も濡れます。濡れないためにはカッパなどを用意する必要があります。また、せっかく洗車したのに、そのままボディが雨水で濡れ続けることで、ピカピカの車を実感することができません。
雨の日は、ワックス掛けやコーティングが出来ません。濡れたボディに吹きかけるだけのスプレー式コーティングでも効果は薄れます。

雨が降っていなければ、ボンネットや給油口カバーなどの隙間の部分は、開けて水分をふき取ったり、エアーで飛ばすことが可能ですが、雨の日はできません。水が垂れてくることで、隙間に残っていた汚れ成分などでシミや水アカが発生する可能性があります。

雨水ってホントにキレイなの?

水道水のようなイオンによるシミは発生しませんが、雨は地上に降り注ぐまでの間に、空気中の排気ガスや塵などの汚れを含むため、キレイではないと言われます。洗車してすぐ、汚れを含んだ雨に当たるのは、なんか嫌なかんじですよね。

まとめ

雨の日に洗車をしたからと言って、ボディに悪影響を与えることはありません。むしろ、水道水を使用した洗車だとついてしまうシミが、雨の日だとつきません。また、雨によって汚れが柔らかくなり、落としやすいや、ガソリンスタンドなどでは雨の日割引で手洗い洗車をできるメリットなどもあります。しかし、もちろん雨の日の洗車は、服が濡れてしまうやワックスがけができないなどの制限もあります。

雨でも洗車はできますが、晴れた日にやりたいなど、自分にあった洗車スタイルで車をキレイにすることをおすすめします。

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