【車内用】ウイルス除去する光触媒とは まとめ

新型コロナウイルスの影響により、車内の除菌や抗菌に対する意識が高まっています。車内は密閉・密室・密集の3密の条件を簡単に満たすため、少しの移動時間でも心配になります。
車内の菌や臭いの元になる原因物質を、化学反応により無害な物質へ変化させる光触媒効果が今注目されています。

今回は、車内を光触媒による除菌や抗ウイルス効果について、施工方法や注意点などを含め詳しく紹介します。

車内にある菌とは?その影響は?

コロナウイルスに加えて、インフルエンザウイルスも心配な季節になりますが、こればかりではありません。

車内で飲食していませんか?車内の掃除をしてますか?
車内にはウイルスのみでなく、多くの細菌も潜んでいます。

食事後の手でハンドルやシフトレバーを触ったり、ドアハンドルを触りますよね。食べカスが落ちた場合には菌の温床になります。

食中毒をも引き起こす可能性があるセレウス菌、靴底に付いた土の汚れからアルスロバクター属の細菌が多く検出されています。

良く知られている大腸菌やメチシリン耐性黄色ブドウ球菌なども含まれています。そのまま細菌を家に持ち帰ってしまい、感染し体調不良を起こしかねません。

光触媒とは?

最新の光触媒技術は、太陽光や室内灯の光をあてることで、菌や臭いの元になる有機分を無害な水や二酸化炭素に分解除菌し、菌の死骸まで除去すると言われている技術です。

これまでは、太陽光からの紫外線に反応して消臭や除菌する光触媒がありましたが、近年車のガラスの紫外線カット(UVカット)効果が高まっていることで効果が弱まることが心配されました。
最新の光触媒技術は「可視光応答型光触媒」と言われており、室内灯やLEDの明かりなど通常の可視光でも反応して消臭や除菌する商品が開発されています。

アレルギーなど健康面に影響はないの?

車内に消臭剤をセットしてミスト状に噴射し、車内全体をまんべんなくコーティングするのが光触媒の消臭抗菌剤です。
アレルギーをお持ちの方や子供、ペットが、シートなどに触れても害はなく安心です。

光触媒スプレーコーティングはスリーボンドTB6735がおすすめ

車のコーティング剤QMIシリーズやN’EXなどと同様、トヨタやスバル、ダイハツなどディーラーで取り扱われているスリーボンド社の商品で、酸化タングステン光触媒を使用しています。
トヨタディーラーで消臭除菌スプレーとして販売・施工されている安全安心な商品です。

使用量の目安

車の室内空間により、使用本数が異なります。コンパクトカーとミニバンが同じ量では、ミニバンの広い室内はカバーできませんよね。

軽自動車、セダン、中型SUVまで

1本使用し、スプレーの設置場所は、後部座席足元床面です。

ミニバンやワンボックスなど3列シート

2本使用し、1本目は2列目シート足元床面、2本目は3列シート足元床面です。

施工に関する注意点

ディーラーなどお店で施工してもらう場合、おまかせのため注意点は気にする必要はありませんが、スプレーだけ購入してご自身で行う場合は以下の点に注意する必要があります。

  • 光触媒スプレーを施工する前に、車内を濡れタオルを使用してきれいにしましょう。
    車内にある取り外しができるグッズやシートの上に置いてある衣類やバックは全て車外に取り出しましょう。衣類やバックに薬剤が付着するだけでなく、シートの上に物があることで光触媒のコーティングが出来ません。
  • 噴射ミストが天井などに直接当たらないように、床面に置きましょう。シートに置くと、シートより下の部分がコーテイングされない恐れがあります。
  • 噴射ミストを直接吸わない、火気の近くで使用しないようにしましょう。人体に無害と言っても、車内に食品や飲み物を置いておかないようにしましょう。

使用方法

  1. 容器をよく振ってキャップを外し床面に設置してから「カチッ」と音がするまで押し下げます。
  2. 噴射レバーが固定され噴射状態になったら、すぐ外に出でドアを閉めます。
  3. 噴射時間は約3分、その後、車内は霧状態になりますので、噴射終了後は定着のため約5分間そのまま待ちます。
  4. 車の全てのドアを開け、約3分間車内の空気を入れ換えます。強い臭いが残らなければ完了で、臭いが残る場合は、そのまま換気を続けてください。

作業時間、費用、効果はいつまで

ディーラーやお店での作業時間は約20分で、光触媒スプレー1本の価格は3,400円(税別)です。ディーラー価格は工賃込みで約6,000円(税別)です。
効果は、半永久的に続くのですが、乗降時の擦れによりシートの中に入り込むなど効果がうすれるため約1年間の効果です。

仕上がりにこだわるなら専門店

車のコーティング専門店の場合、スプレーガンを使用して隅々までスプレーすることが可能です。仕上がりを重視したい方はおすすめです。
ボディのガラスコーティングを依頼することで、お店次第ですが、ついでにサービス施工してくれるケースもあります。

まとめ

車内は3密状態!コロナウイルスやインフルエンザウイルスが心配なら、光触媒除菌スプレーを試してみましょう。紫外線カットガラスの車でも可視光があるだけで効果を発揮します。

光触媒除菌スプレーは、無害で安全性も確保されています。トヨタディーラーでも使用されているスリーボンド社のTB6735は、わずかな光でも有害物質を無害化します。

施工時間約20分、価格は約6,000円、効果は約1年。車の点検のタイミングで光触媒除菌スプレーを試す価値ありです。

アドバイザーが専門店をご案内します!
アドバイザーが専門店をご案内します!

関連記事一覧