車内での灯油(石油)汚れをクリーニング

灯油をこぼした際のダメージと、プロのクリーニングについてご説明します。


灯油はガソリンと違い揮発性の低い石油系燃料です。そのため、車内のシートやトランクルームのマットにこぼした際、より深くまで浸透し、臭いを発し続ける事になります。また、床底などのの緩衝材( スポンジや発泡スチロールなど)を溶かしたり、エアコンや天井にまで臭いを染みこませます。しかし灯油の汚れは通常の洗剤では分解する事が出来ません。また、染み込んだ場所によってはパーツの交換が必要になるケースもあります。灯油は実に厄介な汚れの一つです。

こんな失敗談が寄せられています。

・ポリタンクの蓋が緩んでいてこぼれた。
・ポリタンクの外部に灯油が付着しているのに気付かずにそのまま車に積み込んだ。
・ポリタンクにヒビ、割れが発生しているの気づかず、そこから漏れた。
結果、悪臭が車内に充満して嫌な思いをされております。

灯油汚れのクリーニング

では、実際にはどのようにクリーニングしていくのでしょうか? その段取りをご紹介します。


1.灯油の被害箇所を確認

強力な浸透力のある灯油は、たとえトランクルームでこぼしていたとしても、運転席側まで浸透していることがあります。また、臭いが充満したことにより、天井やエアコン内部にまで灯油のにおいが染みついていることがあります。そのため一度周辺のパーツを外していき、どこまで浸透しているか、どの部品がクリーニングの対象になるのか、目視と臭気で一つ一つ確認していきます。


2.クリーニング開始

灯油は通常の洗剤では分解することが難しく、しっかりと落ちてはくれません。そのため、専用の洗剤を使用し、汚損箇所を徹底的に洗浄します。
エアコンの内部にまで臭いが広がってしまっている場合は通風孔から特別な手法にてクリーニングしていきます。
しかし床底の緩衝材(スポンジや発泡スチロールなど)にまで浸透しとけている場合は、臭いの除去が難しいケースが多く、パーツの交換が必要になってきます。
また、その他クリーニングでは落ちないと判断された個所は、パーツの交換をおすすめするなどして、臭いの除去に努めていきます。

灯油汚れは保険適応される場合がある!

このように手間がかかり高額になりがちな灯油汚れのクリーニングですが、実は多くの車両保険において適用対象となっています。対象かどうかはお客様が加入されている保険にもよりますので、一度保険会社にご確認いただくことをおすすめします。 また、他の方の車で灯油をこぼした際などは、賠償責任保険の対象になる場合があります。こちらも一度ご加入の保険会社にご確認ください。

自分でできる灯油こぼし対処方法は!?

付着した灯油を極力吸い上げれるようにしてください。
①新聞紙を敷く
こぼした箇所とその周辺に敷き、軽くたたき放置してください。
※新聞紙がない場合は、キッチンペーパーを使用ください。


②洗剤を含んだタオルで軽くたたく。
40~50℃程度のお湯に食器用洗剤を加えて、洗剤水を用意します。
タオルを浸け、そして硬く絞ります。
①で使用した新聞を取り除き、タオルで軽くたたくようにします。


③綺麗なタオルで軽くたたく
洗剤の入っていない40~50℃のお湯に、別の綺麗なタオルを浸け、そして硬く絞ります。
軽くたたくようにします。


④乾燥
ある程度臭いがとれていれば、残りは自然と抜けていきます。
乾燥させて仕上がりです。
これでも臭いが残る場合は、Yes!カーコーティングにご相談ください。


灯油は浸透性が高く、臭いが充満します。
灯油をこぼしてしまった場合は、被害が拡大する前にご相談ください。
また、車両保険に加入している場合は、保険適用となるケースがあります。

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