知らないとヤバイ!冬、車の塗装が受けるダメージとは

塗装を汚す雪道

東北や北海道の車は、よくサビる!と言われています。しかし、凍結が予想され凍結防止剤を散布する地域、よくスキー場に行く方の車も冬にダメージを受けています。

凍結防止剤の成分塩化カルシウムによって、車の下回りがサビるのは有名ですが、実はボディにも多く付着しています。塗装面やコーティング車の被膜に付着しダメージを与えます。

今回は、冬に凍結防止剤が車の塗装にダメージを与える影響について、コーティングの必要性や早めの洗車の重要性について、下回りの対策も含め詳しく紹介します。

どのような道路に凍結防止剤が撒かれるの?

塩化カルシウム散布

雪が積もらない、降らない地域でも、凍結が予想される場合、主要な県道や国道で散布されます。高速道路は、早めのスリップ事故対策として早いタイミングで散布されます。

高速道路では路面が白くなるくらい散布されています。雨や雪の日は融雪剤が解け、先行車や対向車からの水しぶきがかかり、フロントガラスやルーフまでかかります。
車が白っぽく汚れている、フロントガラスが白っぽくなっている経験ありませんか?

凍結防止剤が与える車への影響

塩化カルシウム

凍結防止剤は、タイヤハウスや下回りに多く付着します。下回りの腐食防止のためアンダーコートの必要性は感じている方も多いはずです。

凍結防止剤の成分である塩化カルシウムは、ボディに付着すると塗装面のクリア層にダメージを与えます。クリア層が剥げてしまうと塗装面に色あせやシミ、サビなどの発生原因になります。
ガラスコーティングなどのボディコーティングは、被膜にダメージを与えますが、塗装面はしっかり守ってくれます。

フロントガラスもしっかりと撥水コーティングしておきましょう。コーティングしていない場合、塩化カルシウムの成分が固まって落ちにくい汚れになりかねません。
前方視界の汚れは安全での不安に直結します。ウォッシャー液の補充も忘れずに行いましょう。

飛び石や擦り傷からのサビ

車の擦り傷のサビ

材質が鉄製の部分に傷があると、その部分から容赦なくサビが発生し腐食させます。早めに修理するか、タッチペンを使用して傷を埋めるだけでも効果はあります。

意外と見落としナンバービス

ナンバープレートビズ

ボディにガラスコーティング、下回りにアンダーコート、防錆対策が無いのがナンバービスです。ナンバープレートのネジはサビやすく、ナンバーに茶色のスジが入ったりカッコ悪くなります。

凍結防止剤から車を守る対策

洗車機泡洗車

凍結防止剤から車を守るには、洗車が一番です。
冬の高速道路やスキー場へつながる道路、あきらかに凍結防止剤を散布した道路を走行した後は、できるだけ早く洗車することをおすすめします。

コイン洗車場の温水高圧洗浄ガンを使用してボディの汚れとホイール回り、下回りをゆっくり丁寧に洗い流します。
洗い流したら、中性のカーシャンプーでボディ表面の汚れを落とします。

冬季間は、自分では落としにくい汚れ、汚れの見落としが車の劣化を招く恐れがあります。月に1度、プロによる洗車を依頼することをおすすめします。

毎日凍結防止剤の道路を走る車は?

毎日、道路が凍結する地域の方の場合は、アンダーコートを施工の上、月に1度を目安に下回り洗浄、ボディは週に1度を目安に洗車しましょう。
洗車しても凍結が予想される場合は、温水高圧洗浄ガンで汚れを落とすのみでも大丈夫です。拭き上げ時に凍結するため傷が付く原因になります。

ボディのガラスコーティングが効果的

ガラスコーティングは強固なガラス被膜が汚れや小傷から塗装面を守ってくれます。
ガラス被膜の劣化が進みますので、汚れた際には早めの洗車が大切です。また、劣化したコーティングを修復させるため、メンテナンスが必要になります。

アンダーコートの重要性

アンダーコート施工中

凍結防止剤が散布される地域では、車の下回りをコーティングするアンダーコートは必須と言えるでしょう。
鉄板の貼り合わせ部分は特にサビの進行が早くなります。

一般的なアンダーコート剤

シャシークリアやシャシーブラックなど車のアンダーコートスプレーが市販されています。
ご自身で施工することも可能です。
車検の都度、下回り防錆塗装などの項目でアンダーコートするパターンも同等の成分のスプレーが使用されています。

耐久期間は1年あればよい方で、ご自身で施工する場合、ホースなど余計な部分に吹きかけたり、塗りムラや汚れの上からスプレーしたり効果は半分以下と考えられます。
ディーラーなどお店で行う防錆塗装は約1.5万円前後です。

最強なアンダーコート剤

ノックスドールロゴ

施工後も艶やかかで乾燥した感じが無く、汚れを寄せ付けず、新車から施工すれば5年、10年経過してもサビの進行抑制できるアンダーコート剤があります。

ネットで購入ご自身で施工も可能なスリーラスターは、ディーラーコーティングでお馴染みのスリーボンド製です。スリーラスターはディーラーや整備工場など幅広く採用されています。
ノックスドールやタフコートはアンダーコート専門店での施工になります。液剤のみ入手しても施工難易度が高く失敗のリスクがあります。
タフコートは、降雪地域のトラックやバス、軽トラックなど営業車に多く採用されているアンダーコートです。

参考価格例

スリーラスター 2.5万円~5万円
ノックスドール 4万円~6万円
タフコート 5万円~8万円

まとめ

降雪地域のみならず、凍結が予想される地域や高速道路を冬に利用する方は、下回りのサビ対策のみでなく、ボディ塗装面の保護も大切です。

ガラスコーティングをすることで凍結防止剤が落ちやすく、ガラス被膜が塗装面を守ります。
凍結防止剤から車を守るためには、早めの洗車がおすすめです。しっかりきれいに洗車したい場合はプロに依頼しましょう。

車のアンダーコートも重要です。ボディのガラスコーティングや窓ガラス撥水コーティングと一緒にアンダーコートもおすすめです。

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