【ココが違う!】車のWAX(ワックス)とコーティングの違い まとめ

車好きのみなさんこんにちは!この記事ではタイトルにもあるとおり、「ワックス」と「コーティング」の違いについて紹介してみたいと思います。カー用品店に並んでいる洗車グッズをはじめ、全自動洗車機にある「ワックス洗車」など、目にする機会の多い「ワックス」に比べ「コーティング」と聞くと「ちょっと高そう」「面倒そう」「施工したら綺麗になりそう」といった漠然としたイメージを持たれている方も少なくないのではないでしょうか。今回は「ワックス」と「コーティング」の違いやメリット・デメリットなどについても紹介してみたいと思います。

車のワックスの特長

冒頭でも紹介したとおり、車に施工するワックスはカー用品店などで購入することができるお手軽なカーケアアイテムです。今日では様々な種類が販売されており固形タイプ、半練りタイプ、スプレータイプ(液体性も含む)の主に3つが主力商品として販売されています。
半練りワックスの主成分は、天然の植物由来の蝋が使われているものが多く、車のボディー表面に均等に塗り拡げることで高い撥水性・ツヤを実現しています。スプレータイプは、シリコン成分や化学成分などが配合されており、こちらも車のボディー表面に塗り拡げることで撥水性とツヤを実現しています。

ワックスの持続期間は1ヶ月程度

気になるワックスの持続期間ですが、固形・半練りタイプは1~2ヶ月程度、スプレータイプは数週間から1ヶ月程度が1つの目安になります。しかし実際のところは長くて1ヶ月程度が現実的な持続期間ではないかと思います。車の保管状況やワックスの成分・施工手順などで持続期間は異なってきますが、個人の経験上はこれが現実的な持続性ではないかと思います。

ワックスのコスパは最強だが長期的には・・

最近のワックスは品質も使い勝手も大きく向上しています。種類も豊富にあり、価格も1,000円程度から購入できるコスパの良さはとても魅力的。車を綺麗にしたいと思い立ったらすぐに試してみて欲しいカー用品です。しかし、ワックスのコスパは短期的に見れば最強ですが、1年、2年、5年、7年と同じ車に乗り続ける予定のある方は、施工する手間と時間を加味すると徐々にコスパが悪くなってしまうのも事実です。以下で詳しく解説します。

ワックスの施工は手間が掛かる

ワックスのなかでも持続期間が長いのは、固形・半練りタイプのワックスです。これらは成分に蝋が含まれているため、ボディー表面にしっかり付着してくれるので、手間は掛かりますが価格以上の仕上がりを実感できる場合があります。しかし、下手な塗り方をすると塗りムラ(黒い車や夜にワックスを塗った跡が見えてしまう現象)が起きて余計汚くなることがあります。施工に慣れていない方にはやや大変な作業になってくるのではないかと思います。

車のコーティングの特長

一方、「コーティング」では水垢や鉄粉・洗車キズなど、車のボディーを磨いて平らにする「下地処理」という作業を行ってから施工するのが一般的です。下地処理を行った上に専用のコーティング剤を塗ることで、ワックスでは出せない領域まで高めた強いツヤと撥水性/疎水性を実現しています。ワックスよりも手間が掛かり、専門の業者さんが施工するのでやや敷居が高くなりますが、仕上がりの美しさと耐久性は折り紙付き。ワックスとの施工差は2週間目ぐらいから徐々に現れてきます。

コーティングの持続効果は3年~5年!?

使用するコーティング剤は業者によって異なりますが、あらゆる汚れや紫外線などの外的要因からボディを守るため長期間ボディを綺麗に保つことができます。耐久性はワックスの1ヵ月に比べて、大幅に長い3年~5年間の効果のあるコーティングがほとんどです(もちろん定期メンテナンスは必須です)。

長期間乗るならコーティングはコスパ良し!

コーティングはどうしても手間と技術が必要になってくるため、1回あたりの施工費用は高めになります。しかし、数年間車を乗り換える予定がない方にとっては長く乗るほどコスパ良くなる計算になります。仮に1台7万円の5年耐久のコーティング費用を1日あたりで計算してみると、1日当たり約38円です。日常のカー用品や洗車代と比べてそこまで高額な費用では無くなるのではないでしょうか。

新車を買ったらコーティングがおすすめ!

プロの観点から1つお願いがあります。ディーラーで納車したら直後にコーティングを施工してください。例えば新車で納車したプリウスをすぐにコーティングすると、傷のない新車時の塗装のツヤの上にさらにコーティングの被膜ができるのでツヤも耐久性も大きく向上します。もし数ヵ月が経ってからコーティングをすると、その間に外的要因でボディ表面に小傷やシミなどが付着してしまいます。これらの付着物は取り除かないと綺麗な仕上がりとならないため、除去する必要があります。その際、塗装に負担がかかったり、また費用も追加で発生してしまいます。単体ではお高いイメージがありますが、ワックスとは比較にならない長期間の耐久性とツヤはやはりコーティングを施工する最大のメリットになってきます。

まとめ

今回はワックスとコーティングの違いとそれぞれのメリット・デメリットについて紹介してみました。愛車と一緒の時間を大切に過ごしたい方、長く同じ車に乗る予定のある方はぜひコーティングを検討してみてはいかがでしょうか。ワックスでも綺麗にすることはできますが、耐久性や仕上がりの美しさでは、コーティングとは大きな差があります。実際の施工事例なども参考にしつつ、ぜひコーティング施工を検討してみてください。

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