車にペンキ!保険は適用するのか?

自分の車にペンキが付着してしまった、外壁塗装工事でペンキを飛散させてしまい、近隣の駐車車両に付着させてしまったら焦ってしまいます。
車のペンキを落としてきれいに仕上げるには、約40万円から50万円の費用がかかると言われています。保険が適用されないと大きな出費になり困ります。
今回は、車のペンキを落とすための保険について、ペンキを飛散させた業者等がわかる場合の保険と、飛散させた業者がわからず、いつの間にかペンキが付着していた場合の保険の適用方法について紹介します。ペンキを飛散させた業者等がわかる場合は、99.9%保険適用で車をきれいにしてもらうことが可能です。

ペンキは車のどの部分に付着するの?

ペンキは、風に乗って飛んできます。車のどの部分にでも付着する可能性はありますが、中でも上に向いているルーフ、ボンネット、フロントガラス、リアガラスに多く付着する傾向にあります。また、ヘッドライトやワイパー、アルミホイールなど材質の異なる様々なパーツに付着します。材質の異なるパーツには、パーツに合わせた落とし方で落とす必要がありますので、ペンキの落とし方を熟知した、車のコーティング専門店に相談しましょう。

ペンキを飛散させてしまった場合の対応

外壁塗装工事等でしっかり近隣の車に養生シート等でカバーし保護していても、想定以上にペンキが飛散してしまったり、作業中に新たな車が駐車してしまったなどの理由で車にペンキを付着させてしまうことがあります。
「車にペンキが飛散し付着した」と被害を受けた方から申し出があった場合には、真摯な対応で謝罪し、ペンキのプロである車のコーティング専門店を紹介しつつ請負業者賠償責任保険で補償できることで安心してもらいましょう。保険でペンキ落としが可能なことから、絶対に自分で落とそうとしてはいけません。失敗しないように高い技術力を持つ車のコーティング専門店に任せましょう。

ディーラーや板金塗装店に依頼した場合、再塗装で修理することがあります。再塗装車は、売却時に査定額が下がることから、二次トラブルになる危険性がありますので注意しましょう。

車にペンキが付着していた場合の対応

近くで塗装工事が行われており、ペンキが飛散してきた場合には、申し出ることで工事業者の加入している請負業者賠償責任保険で補償してもらうことができます。工事がすぐに終わってしまい業者がいなくなるかもしれませんので、ペンキの被害を確認したらすぐに申し出ましょう。もし、気づいたときには、工事が終わっていたならば、その建物の管理者等に尋ね、工事業者を教えてもらいましょう。

いつの間にか車にペンキが飛散して付着していた場合など、ペンキを飛散させた業者がわからない場合は、ご自身の加入している自動車保険の車両保険を適用することが可能です。なお、車両保険に未加入の場合には、ペンキ落としに車両保険は適用されませんのでご注意ください。
車両保険は、単独事故も補償する一般車両保険はもちろん、自動車同士の衝突時と火災・落書き・爆発・盗難・飛び石・落書きなど車の走行に起因しない事故を補償し保険料がリーズナブルな車対車+限定特約(限定Aなど)の保険契約でも、ペンキの飛散による被害は、飛び石や落書きと同じ扱いとなり保険が適用されます。
保険会社によっては、ボディ塗装面は保険の対象となるがワイパーやヘッドライトなど対象にならないと言われる場合があります。まずは、ペンキ落としのプロである車のコーティング専門店に相談することをおすすめします。

車に付着したペンキの落とし方

車にペンキが付着した場合には、早めに落とすことをおすすめします。時間が経つにつれ落ちにくくなります。早めに、経験・知識・技術を持つ車のコーティング専門店に相談することをおすすめします。ボディ、ガラス、樹脂類などパーツや材質に合わせ、特殊ツールや特別な溶剤等を使用してきれいにペンキを落とし、荒れた塗装面を磨き、コーティングを行います。作業には4日から2週間ほど日数が必要ですが、ペンキが付着する前よりきれいに仕上がることもあります。

カー用品店やホームセンターで販売しているシリコンオフや粘土クリーナーでペンキを自分で落とすことも可能ですが、塗装面にダメージを与える場合もあります。新しく購入したばかりの車ならなおさらおすすめできません。シンナーやコンパウンドで落とすとペンキは落ちますが、同時に塗装面にも多大なるダメージを与えます。自分でチャレンジして後悔する前に、ペンキ落としに強い車のコーティング専門店に相談しましょう。

まとめ

車に付着したペンキの汚れは、保険の適用が可能です。飛散させた業者がわかる場合には、業者が加入している保険から補償してもらうことが可能です。飛散させた業者がわからないペンキ落としには、ご加入の車両保険の限定特約で費用を補償してもらうことができます。早めに保険会社と車のコーティング専門店に相談しましょう。
ペンキを自分で落とした場合、塗装面のクリア層にダメージを与え、色あせの危険があります。ペンキによる汚れ落としには保険が適用されますので、高い技術を持つ車のコーティング専門店に早めに相談しましょう。

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